マグカップ

先週、マグカップを割ってしまった。もちろん反射的にムーンライダースの「物は壊れる、人は死ぬ」のメロディーを口ずさんでおりました。

それは置いといて、マグカップはお気に入りだったのでショック。でも大丈夫。ストックがある。

マグカップは、いつもお茶をたっぷり飲むので、大きめのものを使っています(満量で375cc)。取っ手に指を入れた感じとか、唇の触れるフチのラインとかが好みで、ずっと同じ形のものを使っている。形は同じで絵柄(上絵)の異なるものがいろいろ出ているので、好みのものを見つけたらストックのために買っておく(だから、すでに廃番になっているものも多い)。

名古屋近辺は焼き物の産地が多いことが関係するのか、どんどん食器がたまっていく(もらうことも多い)。

でも陶磁器って重いし、かさばるし、場所を取る。処分すればいいのだけど、ケチな性分なので、今使っているのが割れたら新しいのを出そうなどと思っているうちに、お気に入りのものは奥へ奥へとしまい込まれ、若いころに手に入れた、大して好きでもないものを惰性で使い続けることになるわけです。

20代で好きだったものが50代でも好きなわけがない

そんなある日、料理研究家の大原照子の「少ないモノでゆたかに暮らす」(幻冬舎文庫)を読んで、意識が変わった。

「ときには食器も買い替えると気分が新しくなります。二十代で好きだったものが五十代でも好きなわけがありません。」

確かに! 若いころと好みが変わらないって、成長がないってことじゃないの? 好みは変わって当然なのだ。なのに私、何で大して好きでもない食器を使い続けてたんだろう。

それから新品でも使う予定のない食器は、ヤフオクで売ったり、リユースに出した。惰性で使っていたもの、それほど好きじゃないものは不燃ゴミの日に処分した。すっきりした。

2年前に肺がんが発覚してからは、その思いがさらに際立ってきた。

普段から気に入ったものしか使わないことにするのです。後生大事にしまい込んだまま、使わないまま死んだら悔いが残る。そんなの嫌だ。

同じ形のマグカップのストックはまだ2個ある。今好きなこのカップを、70代80代の私はまだ好きでいるだろうか。そのころまで生き続けて、またこのブログを振り返ることができたらいいな。

2017年4月14日(金曜)

〇体重 49.2 〇BMI 18.6 〇体脂肪率 25.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

にゅうめん(乾麺80グラム。ワカメ、ネギ、油揚げ、ちくわ)、ニラの卵焼き、根菜の煮物(ゴボウ、レンコン、人参、コンニャク、昆布、はんぺん)

※ちょっと食欲がなくて。と言いつつ、これだけ食べられれば大丈夫ですね。

■お八つ

トースト2分の1枚(8枚切り)、ジャム(ブルーベリー)、ポタージュスープ

■夕飯

ご飯(雑穀入り。100グラム)、野菜炒め(タマネギ、人参、ピーマン、チンゲンサイ、椎茸、厚揚げ、イカ)、ワンタンスープ(シメジ、オクラ)、梅干し、海苔

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コメント

  1. tonton より:

    こんばんは。
    戸塚氏闘病記の記事にクロエさんのブログ名書かせていただきました。私のもお願いします。

    この記事、耳に痛いです(笑)
    我が家は物があふれてて、ずっとすっきり暮らすことを夢見つつ、現実は全然すっきりしないまま。私も肺がん治療後、少しばかり捨てたものの、焼け石に水状態です。
    10年ほど前、今の家に引っ越してきた時に捨てるべきだったと激しく後悔してるのが本です。居間、寝室、納戸、そこらじゅう本が積ん読状態。
    全然読書家ではないのに、古い本を捨てないため、どうしようもなく溜まってます。

  2. クロエサト より:

    tontonさんのブログは「トントンとてくてく」です。
    http://tekuteku82.blog.fc2.com
    メインは映画と本、そして肺がん、ご両親の介護、日常など幅広く綴られています。
    わんこのトンちゃんが可愛い!