4月下旬、病院の経過観察で、「胸部CTに影が見える」と言われ、がんが転移したかもしれないと不安になり、図書館で肺がんの入門書を借りてきました。
こういうベーシックな解説書を借りるのは始めて。肺がんの診断を受けたら、普通は真っ先にこういう本を手に取るのでしょう。
肺がんについて、基本的なこと(肺の形、機能から始まって、手術ならどこをどう切るのかとか)がイラストを使ってごく分かりやすく書いてある。
完全に順序が逆でした。最初に肺がんかもと言われた2年前、慌てふためいてネットで情報を探しまくった自分が恨めしい・・・。
ネットの情報は玉石混交で、必要な情報に辿り着くまでに膨大な手間と時間がかかる。書籍は著者も出版社も誤った情報を載せたら信用を失うので、ちゃんとした裏付けのある情報を、慎重に言葉を選び、責任を持って出している。
なんて今さら気付いても遅いわけですが、でも今に至っていても「なるほど、そういうことだったのね」と気付くことがありました。
「図解 肺がんの最新治療と予防&生活対策」
坪井正博監修「図解 肺がんの最新治療と予防&生活対策」(日東書院)2016年3月初版
医師から検査結果や治療について話を聞くときの対応として、こんな記述がありました。
「診断を受けるときには、自分に合った方法を用いるといいでしょう。メモ、テープレコーダー、ビデオカメラなどを選び、自宅に戻ってから検討する材料にします。メモを取りながら聞くと内容が頭に入りづらいという人も多いようです。録音や録画は、主治医に了解を求めるようにしましょう。」
これ、その通りなんだけど、表現が古くない? テープレコーダーって。私はICレコーダーを持っていったけど、今はスマホで録音する人も多いのではないか。
それで、私も気管支鏡検査の結果を聞くとき、がんと診断されてショックで頭が真っ白になったら困ると思い、医師に「録音してもいいですか」と聞いたが、あっさり断られました。
理由は、PCのモニターを見ながら説明しているので、あとから話だけ再生して聞いても、説明にずれができて誤解を招く恐れがあるからだとか。
未だに釈然としない理由だけど、この本を見て、(ああ、こう言えばよかったんだ)と歯がみした。
「それなら録画してもいいですか」
(録画できるカメラとか持ってなかったけど)。
※
私は放射線治療を受けたので、こういう肺がんの入門書が放射線治療についてどういう見方をしているのか、比べてみたいと思います。まず、この本はこんな説明でした。
「非小細胞肺がんのⅠ期で、何らかの要因で手術ができない人やどうしても手術を受けたくない人に対しては、放射線による根治治療が行われます。標準手術(肺葉切除以上)が可能な場合、3年以内に手術で切り取れる範囲に20パーセント超の局所再発が起こると示されており、手術で完全切除が可能な人に対して、積極的には放射線治療がすすめられることはありません。」
今日は熱田まつり
今日6月5日は、名古屋に夏の訪れを告げる熱田まつり。夕方、近所の公園で浴衣を着た十歳くらいの女の子を見かけたが、友だちと待ち合わせて祭りへ向かうところだったのでしょう。
さっきまで花火が上がっており、ちょっとそわそわしておりました。とはいえ数年前、祭り当日に熱田神宮へ行ったら、あまりの人出におそれをなしたものですが(初詣はもっとすごかったけど)。
もう祭りは遠くから見てるのが一番です。1回行けば十分(1回行ったというのがミソ。行ったことないのにケチ付けると、きっと負け惜しみと思われるので。何より自分の気がすむ)。
→「肺がんの入門書-2」
→「肺がんの入門書-3」
→「肺がんの入門書-4」
→「肺がんの入門書-5」
2017年6月5日(月曜)
〇体重 49.1 〇BMI 18.6 〇体脂肪率 26.0
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
揚げ焼きそば(ショウガ、タマネギ、人参、シイタケ、小松菜、厚揚げ、イカ)、吸い物(ネギ)、サツマイモとインゲン
■お八つ
飴
■夕飯
卵かけご飯(雑穀入り、100グラム)、味噌汁(ワカメ、シイタケ、オクラ)、塩鮭(ブロッコリー)、根菜の煮物(ゴボウ、人参、タケノコ、コンニャク、丸天、昆布)、納豆(大根おろし)、海苔
コメント
その本では、(積極的に放射線治療が進められることではありません)と書いておられるようですが、本当にそうでしょうか?
たとえば、米国では放射線治療が開腹手術より主流だそうですね。
本にも、いろんな本があるということだと思います。
まぎらわしい引用の仕方をしてすみません。
引用文を鵜呑みにしているのではなく、本によって異なることが書いてあるということを、「肺がんの入門書-2」以降で対比させていこうと思っておりました。
でも、投稿した文章ではきっと分かりませんよね(独りよがりでごめんなさい〜)。
ということで、少し言葉を足してみました(引用の前の部分)。これならおそらく四国の片隅でさんも誤解されることはなかったのでは、と思っております。
>本にも、いろんな本があるということだと思います。
全くその通りだと思います。