国立がん研究センターの冊子「肺がん」第3版

国立がん研究センターが発行

3年前、近所のクリニックで肺がんを疑われたとき、最初に見ておけばよかったと思ったのが「肺がん 受診から診断、治療、経過観察への流れ」。

国立がん研究センターがん対策情報センターが、がん種ごとに出しているシリーズの1冊で、がん拠点病院のラックによく並んでいる(がん相談支援センターや病院の図書室など)。

A5判の小さな冊子だけど、それぞれのがんの概要がコンパクトにまとめてある。

こういうのがあるのを知らなかったものだから、「レントゲンで肺に影? 肺がんかもしれない!」と慌てふためき、ネット情報の大海にダイブして溺れかけ、漂流し、疲労困憊したのでした。

最初にこの冊子を見ていれば、肺がんについて大づかみで理解できていたはず。肺がんと診断したC病院の医師はどうしてこれを教えてくれなかったんだろうと疑問に思ったことを思い出します。

第3版には免疫チェックポイント阻害剤も

そのことを以前ブログで書いたが(→「2015年8月-4 (12日-1)ステージ確定」)、情報が古いなぁとも思っていた(その冊子は2012月3月発行の第2版)。

それが昨日、久々にネットで見てみたら、改訂版が出ておりました。2017年10月発行で第3版(2022.06追記〜現在は2020年1月発行の第4版が出ています)。

内容がかなり変わっている。まず24から28ページとページ数が増え、ここ数年間に出てきた新情報が入った反面、古い情報は整理されている(2020年1月に第4版が出ています。ページ数はさらに増えて32ページに。表紙は同じです)。

肺がんの病期の分類がより詳しく説明されている。

以前は4ページあった検査の種類が2ページに減っている(第2版は外科的な検査がたくさん載っていて怖かった)。

以前は「転移」と「再発」が別々に説明されていたが、「転移・再発」と並べられている。やはりあまり区別しても意味がないということでしょうか(転移・再発問題には昨年(2017年)夏、かなり翻弄されたので)。

第2版について書いた記事で、手術に比べて放射線治療の副作用を強調しすぎと悪態を付いたのだが、第3版では手術の弊害についても記述がある。

抗がん剤では免疫チェックポイント阻害剤が加えられている。などなど。

肺がんの検査や治療方法はどんどん変化、進歩しているのだなと思わされます。次の改訂版では、がんゲノム医療や光免疫療法が載っているかも。

でも、1期では放射線治療に辿り着けない

ただし、私のように1期で放射線治療を受けたいと思っても、この冊子ではそういう選択肢が用意されていない。1期は手術が王道で、放射線治療はあくまで手術が難しい場合のみ適用されるという説明。

この冊子では肺がんの概要と標準治療についてのみ学ばせてもらって、自分が納得できる治療法を目指し、次の情報を探しに行くべきだと思います。

※2020年1月、改訂されて第4版になりました。→「国立がん研究センターの冊子「肺がん」第4版

2018年3月5日(月曜)

〇体重 50.1 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 26.2

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

ちゃんぽん(玉ネギ、人参、キャベツ、ピーマン、小松菜、シメジ、厚揚げ、イカ、ゆで卵)、山芋短冊(卵)

■お八つ

ココア。ポテトグラタン

■夕飯

お茶漬け、温奴(甘味噌、ネギ)、根菜の煮物(ゴボウ、人参、レンコン、コンニャク、ちくわ、昆布)、梅干し、キムチ

※午後にグラタンを食べたらお腹いっぱいになってしまったので、夕飯は軽めに。火を使わずにチャチャッと用意しました(電子レンジと電気ケトルだけ)。

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コメント

  1. うさぎ より:

    冊子の改訂版が出ていることを知らず、先ほど拝見しました。
    病期が以前より細かく分類されていて自分がどこにるのか、次回診察で確認したいと思います。
    ありがとうございます。

    • クロエサト より:

      お役に立ててよかったです。
      私も改訂されていたなんて全く知りませんでした。
      がんに関する情報はどんどん新しくなるので、自分から探しに行かないと、知らないままということになりかねませんよね。