昨年12月26日、19年間一緒に暮らした猫が死んだ。
猫が寝たきりとなり、このまま様子をみるか、積極的に治療を受けさせたほうがいいのか考えあぐねていたとき、よく口を突いて出てきた言葉が、
「■よ、■よ、汝をいかんせん(お前をどうしたらいいのだ)」(■は猫の名前)。
項羽と虞美人
「項羽と劉邦」のラスト、垓下(がいか)というところで、楚王の項羽が周囲を敵の漢軍に囲まれたとき、連れていた愛妾の虞美人をどうすればいいのか途方に暮れて、
「虞(ぐ)よ、虞よ、汝を奈何せん」
と涙ながらに歌ったそうだ。
私は「項羽と劉邦」は小説も映画もアニメも読んだことも見たこともなく、エピソードを断片的に知っているくらいだが、この場面は印象的で心に残っていた。
命の灯火が尽きようとしている猫をどうしたらいいのか。何をしてやったらいいのか。命の選択が自分に任されていることの重圧、苦痛。
「■よ、■よ、汝をいかんせん」
お前がこうしてほしいと言うなら、望みは全部叶えてやるのに。
また会いたい
猫が死んでから、先住猫の写真と並べて置き、毎日「おはよう」「お休み」と声をかけている。猫の思い出が色褪せることはないが、今は「お前のこと、どうすればいいの」と立ち尽くさなくていいことだけが救いだ。
でも、たまにひどく疲れたりすると、猫たちの写真に「早くお前たちに会いたいよ」なんて弱音を吐いたりする。猫たちはあの世とやらで、「一体どうしてほしいわけ」などと、呆れているかもしれない。
2018年12月25日(火曜)
〇体重 50.3 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 27.3
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
雑穀入りご飯100グラム、カレー鍋(サツマイモ、人参、シメジ、ネギ、春菊、カマボコ、豆腐半丁)、赤カブとセロリ(甘酢)
■お八つ
紅茶、飴
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム、ニラと卵の吸い物、ブリの照り焼き(ピーマン)、根菜の煮物(大根、人参、コンニャク)、サツマイモのレモン煮、梅干し、海苔
2018年12月26日(水曜)
〇体重 50.6 〇BMI 19.2 〇体脂肪率 27.6
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
ラーメン(ネギ、竹輪、メンマ)、焼き物(ピーマン、シメジ、厚揚げ。生姜醤油)、セロリとパプリカ(甘酢)
■お八つ
ココア
■夕飯
サンドイッチ(8枚切り食パン2枚。レタス、トマト、卵焼き。辛子マヨネーズ)、マッシュルームとエビのアヒージョ(マジックソルト、ニンニクオイル)、金時豆とオリーブ、ポタージュスープ(インスタント)
コメント
クロエさんの猫ちゃんが逝ってから、もう一年経つんですね。
きっと動物は何をして欲しいという要求などなく、ギリギリまで生きるのみ、なんでしょうね。
>お前がこうしてほしいと言うなら、望みは全部叶えてやるのに。
それでもこう思うクロエさんの気持ちは分かります。
この記事は何度読んでも涙が出てしまいます…
本当にもう1年が経ったなんて信じられません。
時間が経てば、新しいペットを迎える気になったりするかなとも思ったのですが、全くそういう気が起きず。
公園で犬を見ても、いずれこの子たちも死んじゃうんだなーなんて、悲しくなったり。
未だにペットロスを引きずっております。