2015年9月-1 サードオピニオンが決まる&川島なお美&豪雨


9月に入って母がまた入院。2日に見舞いに行くも、10分ほどして看護師さんが今から検査だと呼びに来た。CTとレントゲン、心電図の検査が立て続けに入るとのことで、ゆっくりできないまま病院をあとにした。

9月4日、E病院の事務からようやく電話がかかってくる。

(私にとって2度目の)セカンドオピニオンは10日後の14日、ちょっと先になる。申込書を郵送したのが8月28日だから、それから実際にセカンドオピニオンを聞けるまでに半月以上空くことになる。

申込書に、診療科長が監修をした本を読んだと書いたためか、診療科長の話を聞けることに(良かった!)。ただ、学生たちも研修として立ち合わせてほしいが構わないかと聞かれ、将来の医師のためになるならと思ってOKの返事をしたが、その研修のスケジュールのせいで14日になったのかも。

手足の症状があるので、できればもっと早く話を聞きに行きたかったが、そのときは頭からスコンと抜けていて、あとから「しまった!」と後悔した次第。

10日後というのが早いのか遅いのか分からない。

6日、再び母の見舞い。足が腫れているため、靴擦れができて痛い。

川島なお美

川島なお美は名古屋出身で歳が近いということもあって、遠い親戚を地方から見守っているような、ちょっと気になる女優さんだった(出ている作品を探して見るというようなファンじゃなかったが)。

9月8日。前日のイベントに登場した彼女の激やせした写真がネットで話題になっていた。ドレスから出た肩から上腕は、まさしく骨と皮。顔も面変わりして、30キロ台前半ではないかと騒がれるほどの病的な痩せ方。

術後1年と書いてあって、「がんだったのか」と初めて知る。舞台などの仕事はしているそうで、よくこんな体で続くものだと感心した。

がんが再発している可能性はないのだろうか。気になって、彼女のブログを遡ってみた。

2013年8月の人間ドックで腫瘍が見つかり、セカンドオピニオン、サードオピニオンを経て、2014年1月28日、12時間に及ぶ胆管がんの腹腔鏡下手術を受ける。手術を受けるまでに半年かけたという。おそらくステージは1だろうとのこと。

2014年4月21日のブログには、仕事を優先させるため治療は後回しにした結果、「その間 最初小さかった腫瘍は 再検査のたびに 大きくなってくるし 正直 怖かった」とあった。

私もステージが確定してから1か月。腫瘍は今どれくらいの大きさなのか。転移はしていないのか。セカンドオピニオンだ、サードオピニオンだといってる間にどんどん大きくなって、別の臓器に触手を伸ばしているのではないか。そう思うと不安で息苦しくなってくるので、川島なお美の気持ちはよく理解できた。

それなのに、今また、10日も待たなければならないという現実。気がはやるが、自分ではどうしようもないもどかしさ。いや、がんはそう簡単に大きくなったりしない。近藤誠医師の本にはそうあって、頭では分かっているが、成長が早いかもしれないとも言われている。じりじりしながら待つしかない(7月8日に肺腺がんと診断されてから、ステージを確定させる検査⦅胸の造影CT、PET、脳のMRI⦆を受けるまで、自ら1か月近く間を置いたのは自業自得と言われればそれまでだが。でも今振り返っても、あのときの状況だったら、多分同じこと⦅食べていくための仕事⦆を選んでいたと思う)。

ネットや新聞、テレビなどで「がん」という言葉に触れると、何を置いても目が向くようになった。誰がどんながんになったのか、どれくらい進行しているか、どんな治療を受けて、状態はどうなのか。耳をそばだて、食い入るように見つめている自分に気付いて、ドキリとすることがある。

8日夕方から、サッカー日本代表とアフガニスタンの試合がイランのテヘランで開催。香川と岡崎がそれぞれ2ゴールずつ決めて6対0の快勝。しばし、がんの不安を忘れる。

関東・東北豪雨と東海豪雨

9月9日から10日にかけて、台風8号の影響で関東地方に豪雨。栃木県の鬼怒川が決壊したとのニュース。11日には東北まで大きな被害をもたらした(平成27年9月関東・東北豪雨)。

名古屋でも2000年9月11日から12日にかけて大雨にみまわれたことがあった(東海豪雨)。私は外で仕事をしていたが、地下鉄が動いているうちに何とか自宅に戻ることができた。しかしJRや名鉄が止まって身動きが取れず、会社や駅で夜を明かしたという知り合いが何人もいた。

豪雨二日目の12日、近所のコンビニに行ったら、棚からおにぎりやサンドイッチ類が見事に消えていたのを覚えている。日常というのは、脆いものの上でようやくバランスを保っているだけなのだ、盤石なものなど何もないのだと実感した光景だった。

関東地方の豪雨のニュースを見ていて、自然災害が起きたとき役に立つだろうと、11日、母のためにヨドバシカメラの通販サイトで小型のラジオを注文。

12日の午前中に届いたので、それを持って昼過ぎ、再び母を見舞いに病院へ。母はラジオを聞く習慣がなく、使い方が分からないというのでセッティングしたが、うまくチューニングできず雑音しか聞こえない。病院の中だからだろうか。

先日母に聞いたら、一度も使わず箱の中に入れっぱなしだという。せめて、いざというとき使えるように電池が漏れていないか定期的に確かめてと言っておいたが、多分すぐ忘れてしまうでしょうね(脱力)。

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