翌週の月曜、自転車を走らせて、B病院へ。
胸部CTを撮ってもらい、受け取ったデータ(CD)を持って、Aクリニックへ。
祈るような気持ちでモニターを見たが、影は間違いではなかった。
3センチの腫瘍らしきものがくっきりと写っている。
正体は何か。
調べるには、組織を採取して検査を行う必要があると言われた。
気管支鏡検査だ。
「どの病院でも紹介状を書きますよ」
と医師が言うので、
「じゃあ交通の便のいいところを」
と、地下鉄1本で行けて、駅からも近いC病院を選んだ。
車を持っていないので、どこへ行くにもアクセスの良さが第一条件となる。
C病院は以前、ほかの病気で通院していたこともあって、様子が分かっていたこともある。
ところで、病院名は実際のイニシャルにしようと思いましたが、
みんな「N病院」となることに気付いて、ABCにしました。
やっぱり名古屋なので、N病院って多いんですよ。