2度目の気管支鏡検査の結果は7月8日に出る。
もし肺がんと確定したら、ステージ(病期)は今後の三つの検査で判明する。
そこでステージが確定したとき、ステージごとにどういう対応を取るか、シミュレーションしてみた。とりあえず三つのパターンを想定。
その前に。
肺がんは、腫瘍の大きさや広がり具合、他臓器の転移などによりステージ(病期)が決まる。軽いほうから1、2、3、4期とあり、1〜3期にはそれぞれAとBがある。資料によると0期もあるそうだが、周りで聞いたことはない(以前、4期の宣告を受けた人が、「10期あるうちの4期か」と勘違いした話を聞いたことがある)。
それでは、まず想定される3ケース。
①腫瘍は27ミリなので、T分類(原発腫瘍の広がり具合)では「T1A」になる。その上で、リンパ節への転移がない、初期のがん(ステージ1)だった場合。
②リンパ節、他臓器への転移のあるステージ2、3の場合。
③がんが全身に転移しているステージ4の場合。
シミュレーション
①の場合
・放射線治療を受けて様子を見る。仕事はそのまま続ける(手術も抗がん剤も受けない)。
・肺がんの放射線治療は、以前は一方向から広い範囲にしか放射線を照射できなかったが、最近はいろんな方向から腫瘍にピンポイントで当てることができる体幹部定位放射線治療が主流になっているそうだ(リニアック(直線加速器)という放射線治療装置を使うという)。肺がんの場合、原発性(他臓器に転移していない)で5㎝以下、腫瘍が3個以下なら、2004年から保険が適用されている。
・C病院はこの体幹部定位放射線治療を導入している。C病院の放射線科へ移れるか、確かめること。
②の場合
・手術可能でも受けない。ただ、痛みが出て来た場合は、痛みを取る手術があれば受ける。
・抗がん剤はいずれのステージでも受けない。痛みを軽減するための薬は服用する。
・放射線治療が可能なら受ける。
・仕事は、クライアントに迷惑をかけそうだったら断る。
③の場合
・抗がん剤は受けないが、痛みをコントロールするための薬は受け入れる。
・体力があるうちに旧友に会いに行ったり、以前から行きたかったベルギーとアメリカへ旅行する。
・ホスピスを探す。ホスピスにはいきなり入れてもらえないそうだ。事前に見学、面談、予約が必要とのこと。
・猫の預け先を探す(幸い猫好きの友人が多いので、どこかで飼ってもらえると勝手に期待)。
そうだ、そうだ。④の場合も入れておこう。
・セカンドオピニオン(二つ目の意見)を聞きに行く。
数年前から毎朝、体組成計で体重や体脂肪率等を図っているが、2度目の気管支鏡検査後の2日後、体重が48キロを切った。ここ数年で一番少ない数字。
がん細胞が体のあちこちに触手を伸ばしているのか、心労のせいなのか。不安が募る。
仕事のこと
私は在宅ワーカーで、クライアントからの仕事を受けて自宅で仕事をしている。10年弱勤めたあと独立して、25年ほどになる。
仕事の依頼がなければ収入も途絶えるという危なっかしい自転車操業で、フラフラとあっちに揺れこっちに揺れ、つまずきながらも何とか転ぶことなく30年以上仕事を続けてきた。ただここ数年、受注は減少傾向で、いろいろ手を打っているがあまり芳しくない。
唯一恵まれているのは、ある程度、時間の融通が利くことかも。そのため、平日の午前中でも、誰にも気兼ねせずに病院通いができるわけです(あまり喜べる状況ではありませんが・・・)。
※見出しを立てられることを今日初めて知ったので、試しに2本立ててみました(もっといろんな機能があると思うけど、何が何やら状態で、全然使いこなせていません)。