2015年6月-4 肺がんについて調べる

気管支鏡検査までの9日間、肺がんについて調べまくる。

この年の春、本や衣類をたくさん処分した。ヤフオクに出品したり、ネットで売れそうにない本はブックオフへ持っていったり。

そのとき、近藤誠(何冊かあったので半分くらい)や千葉敦子の本も処分してしまった。父が亡くなってずいぶんになるし、もう、がん関連の本なんて読むこともないだろう、と思って。

その数か月後、まさかの肺がん告知(ほぼ確定)。笑うに笑えない。

どうしても再読したかった本は名古屋駅の大きな書店で同じものを見つけたり、興味を持った本はアマゾンで注文したりした。

本だけでは情報が古びているかもしれないと、ネットで近藤誠を検索すると、まぁヒットすること。批判する人も賛同する人も傍観者を決め込む人もわんさかいる。

15年前とあまり事情が変わっていないことにあぜんとする。

近藤医師は当時からがん治療医の中では異端児だったが、彼が今もなお、声高に日本のがん医療の特殊性、閉鎖性を言い募らねばならないということは、がん治療の世界はそれほど変わっていないということか。

肺がんの標準治療。名古屋の病院の肺がん治療の成績。肺がん患者さんのブログ。いろいろ調べて、読んだ。

咳が続いて受診したら、いきなりステージ4を宣告されたり、余命宣告される人もいるようだ。

もし自分がそうなったら、どうするか。

がんの治療は、手術、抗がん剤、放射線が三大療法とされるが、日本の標準治療は手術と抗がん剤が中心。がんのできる臓器によって、海外では放射線治療がメインなのに、日本だと手術が主流ということもあるようだ。

それは外科と放射線科の力関係によるものと指摘する本もあり、まさかと驚く。

しかし、医師に主導される形で手術を受けたり、抗がん剤を飲んで、後悔している人もいるらしい。

基本的なスタンスをどこに置くかを決めておかなければいけない。そうでなければ、標準治療のレールに乗せられてしまうだろう。

痛いのや苦しいのはできるだけ避けたい。治療の必要があるなら、放射線治療だけにしたい。

がんの診断を受けたら、そのスタンスで医師と話そうと決める。

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