2015年10月-3 放射線治療-7 お医者さんは大変だ

10月7日、7回目の定位放射線治療

今朝の体重は今年一番低かった。47.2キロ。これまで、どんな病気をしても食欲だけは落ちないのが自慢(?)だったので、「食べたくない」という自分になかなか慣れない。食事は基本的に自炊のため、つい習慣で作り始め、疲れてしまうということがよくあった。体がしんどいときは無理せず、お弁当を買ったりデリバリーなどに頼ったほうがいいですね。

実はこの日の午前中に肺がんの患者会があり、ずっと参加したいと思っていたが、午後の放射線治療を考えると、きっと体力的にきつい。残念だがあきらめた。

それにほかの患者さんに、放射線治療を否定するようなことを言われたら、ショックで立ち直れないかも(マナーとして、そんなこと誰も言わないと思うでしょう。実は後日、実際に言われたことがあるのです)。

今は心身ともにナーバスな時期なのだ。患者会には別の機会にまた参加できるんだから、今日はパス! 今は張り来る時じゃない。

ということで、体調を整えて午後、E病院へ。

放射線治療後、両腕とも痺れて感覚がなかなか戻らない。シャツだとボタンを留めるのに時間がかかると思い、上から被るだけのニットにしたのだが、下着をつけたり、ベルトを外したりはめたりしていたら予想外に手間取る。次の患者さんを待たせているのではないかと思うと、気が急いてしょうがない。

診察の医師は、髪の毛を立てたロッカー先生だった。9月8日に続いて2回目。咳と足のむくみを訴えると、

「足のむくみは水分の循環が悪いからかもしれない。足の下にクッションを置いて寝たらどうですか」

「やってみましたが、起き抜けはいいんですが、すぐに戻ってしまって」

「じゃあ、弾性ストッキングを履いたらどうですかね」

診察室に入ったら咳もひどくなったので、咳止めも勧められた。もう何度も断りました。

もしC病院の放射線科で治療を受けていたら、ずっと宝塚先生が担当してくれただろうから、話はツーカーで何度も同じ説明をしなくてもよかったんだろうなぁ、などとぼんやり考える。

医師の立場から考える

逆の立場から考えてみる。

定位放射線治療の最中には通常、起こるはずのない症状(咳、だるさ、足首のむくみ、食欲不振等々)を患者が訴え続けるとき、医師はどんな気持ちになるのか(症状は私特有のものです。「2015年9月-12 放射線治療-3 医師のメール&バセドウ病」参照)。

「この患者、いちゃもん付けてるのかなー。クレイマー? モンスターペイシェントかも」といったところか。

私には曲がりなりにも、咳や足首のむくみなど目に見える症状があったから、医師も仕方なく対応してくれていたのか。精神的なことだけ言い募っていたら、精神科を紹介されていたかも。

何回目かは忘れたが、治療後の診察で、「以前かかっていたC病院ではなかなか放射線治療が受けられなくて、東京までセカンドオピニオンを聞きに行った」という話をしたら、

「僕は患者さんがしてほしいといえば、どんな治療でもします」

と言った医師がいた。関東の病院から研修に来ていると話していたような気がする。

「それで患者さんに満足してもらえるなら、それでいい」

そのときは、何か投げやりだなと思ったが、もしかしたら以前、患者ともめて、ひどい目に遭ったことがあるのかもしれない。

2013年、ケアネットという医師・医療従事者向けの情報サービスサイトが1000人の医師にモンスターペイシェントに関する意識調査をしたところ、約7割が患者から暴力や暴言を受けたり、理不尽な要求をされた経験があるそうだ。

モンスターペイシェントに遭遇した割合は、診療所やクリニックに比べて病院のほうが1割多い。患者の期待が大きい分、求めていた治療や結果を得られないと失望感も大きく、その恨み、怒りから暴力に走ってしまうのだろうか。

そういえば以前紹介したアメリカのテレビドラマ「ER 緊急救命室」(「2015年8月-7 (12日-4)放射線科の二人目の医師」)でも、怒った患者がよく医師や看護師を脅したり暴力を振るうため、医師たちはしょっちゅう「警備員!」と叫んでいた。

ジョンとルーシーは精神疾患の患者から刺されるし(ルーシーは死んでしまった)、クロアチア出身のハンサムなルカは治療内容に不満を持った患者から万力で手を潰されそうになったこともあった。

お医者さんも大変だ。

日本の医療がどんどん進歩するのはありがたいが、こんなところまでアメリカナイズされなくてもいいのに。

医師とはいい関係を築いていきたい。いい患者でありたいと思うが、それは医師の言いなりになるということではない。兼ね合いが難しい。

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