肺がん検診のレントゲン検査とCT検査

今日ネットに上がっていた記事です。→「バリウム検査、肺がんX線検査、脳ドックのリスク 過剰医療となることも」(NEWSポストセブン 5月4日)

検査の危険性に書かれた記事です。俎上に載せられたのは、胃のバリウム検査、肺がんのレントゲン検査、脳ドックのCTとMRI検査、そして全身のがんを見つけるためのPET検査。

レントゲンで肺がんの死亡率は減らせない

肺がんのレントゲン検査に限っていえば、「そもそも肺のレントゲン検査は結核検査の名残。」(記事より)。これ、去年の1月に初めて知ってびっくりしましたが、確かに「結核が激減している現代では、検診として受けるメリットはないと考えていいでしょう。」に賛同です。

※昨年、記事にしています。→「レントゲン、どれくらい信じられる?

そして、「レントゲンによる肺がん検診では、肺がんによる死亡率を減らせないことがわかっています。むしろ、検診を受けた群の肺がん患者が増加しており、X線の被ばくによるものではないかと推察されます。」

この言葉のもとになったデータは示されていないけど、アメリカのメイヨークリニックで行われた、肺がんのくじ引き試験のことかも。この試験については、近藤誠医師が「患者よ、がんと闘うな」(文春文庫)などで紹介しています。

ヘビースモーカー9000人をくじ引きで2つに分け、一方は胸部レントゲンと喀痰細胞診を4カ月ごとに行い(検診群)、もう一方には何か症状が出たときに検査をする。これを11年間実施したところ、死亡率は検診群のほうが高かったというもの。これでは検査ががんを引き起こしたと見なされても仕方ないかも。

CTのほうがいいの?

私の受診している病院では、肺がんの治療後、定期検査はずっとCTだったけど、ずっとレントゲンという病院もあると聞きます。

私自身は3カ月ごとに受けていたCTの医療被曝が怖くて、途中から担当医に頼んで年に1回にしてもらった。CTの代わりにレントゲンはどうかと聞いたら、最初からレントゲンを撮っていないので比較できないからと却下された。

記事には、「肺がん検診は、精度が高いCTスキャンを受けた方がいい」とある。今にして思えば、レントゲンに戻してもらわなくて良かったということなんでしょうか。

端午の節句気分を味わってみました。久々の柏餅。白いお餅と迷ったけど、草餅にしてみました。抹茶によく合います。奥は毎年飾っている陶製のかぶと

2021年5月4日(火曜)

〇体重 51.6 〇BMI 19.5 〇体脂肪率 28.7

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

天ぷらうどん(乾麺80グラム。かき揚げ、ネギ、かまぼこ)、冷や奴(ネギ、ミョウガ)、レンコンと人参のきんぴら(ごま)、甘夏

今日はちょっと暑くなったので冷や奴を。ミョウガをのせると一気に夏気分になります。きんぴらのレンコンは、今回は輪切りにしてみました

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、柏餅

■夕飯

チヂミ(小麦粉、片栗粉、ニラ、ニンジン、アサリのむき身50グラム。酢醤油、ラー油、ごま)、春雨スープ(マイタケ、ネギ、卵)、サラダ(金時豆、キュウリ、カマンベールチーズ、ラディッシュ、くるみ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)、甘夏

あんまり食欲がないときでも、チヂミは入ります

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コメント

  1. コアラ より:

    10年前、手術した肺(臨床病気IB)の逆肺に腫瘍ぽいものが1か所ありました。私は転移かと思ったのですが、主治医は「転移ではない」と言ってました。「様子を見ましょう」と言われたので、経過観察となりました。
    2年後くらいにその部分の切除を薦められられたのですが、本人の意思で経過観察を選びました。放射線治療の話を私から主治医にしたところ、怪訝な顔をされ「放射線治療にも副作用があります」と強い口調で言われたことを昨日のことのように覚えています。この時は、かなり腹が立ちました。
    その腫瘍部分は今とほとんど変わっていません。手術前は15だったCEAは手術後2から5の間でおさまっています。
    その後、別の箇所で2か所出来ました。そして3人目の主治医から「1か所を治療したほうがい」と言われ、去年に3か所放射線治療を受けました。その時も手術を薦められたのですが、放射線を希望すると「しゃーないなー」という言葉を言われました。ある程度知識があったので、8年前ほどの衝撃はなかったのですが、やはり腹が立ちました。
    10年前には今の病院に放射線治療部はなかったのですが、7年前に新規で作られ、新しい病棟を作り、新しい機械を導入されている状況です。
    手術、放射線治療それぞれにメリット・デメリットがあるかと思うのですが、それを説明された上で患者が選ぶという工程が全くなかったというのが私の感想です。放射線治療のほうがいいとか悪いではなく、自分の選んだ道が答えだと思います。
    これからもブログ拝見させていただきます。
    ありがとうございました。

    • クロエサト より:

      こんばんは。
      肺がんステージ1Bというのは私と同じですね。最初に呼吸器内科にかかると、自動的に呼吸器外科に送られて手術というのはきっと今も変わっていないと思います。
      放射線治療を受けたかったら、最初から放射線科にかかることが肝要ですが、そんなこと診断直後の混乱の中にいたら分かりませんものね。
      親御さん、今後は再発転移することなく、穏やかな日常を送られることを祈っております。