「がんのこと」で山のことを書いていて思い出したが、10年以上前、田部井淳子さんにお会いしたことがある。女性として世界で初めてエベレストに登頂し、七大陸最高峰登頂にも成功した登山家だ。
名古屋のある会社の社長が山好きで、社内報の対談相手に田部井さんを呼んだ席に、たまたま居合わせた。年が明けて間もないころで、田部井さんは着物姿で現れた。確か銀鼠地の訪問着で、色とりどりの草花が肩と裾に描かれていたと思う。登山姿を見慣れた目に、着物姿は新鮮であでやかだった。
驚いたのは、着物は自前で、東京から着てきたという。普段から着慣れているならともかく、着物って体は締め付けられるし、小股でしか歩けないし、汚さないように、乗り物だったら帯のお太鼓が潰れないようにと、気を付けなきゃいけないことが山ほどある。それを早朝から着てはるばる新幹線に乗って来たとは、さぞやお疲れでしょう・・・。
しかし田部井さんは、疲労の色などみじんも見せず、私たちがテレビで馴染んでいた、あの明るく快活で、来週には絶対山に行くぞと思わずにはいられない、山の魅力を生き生きと伝えてくれる口調で、対談を盛り上げてくれた。
その夜、さらに驚いた。田部井さんが東京のテレビ番組に生出演していたのだが、昼間の姿そのままだったのだ。一日中、着物を着続けて疲れないなんて。やっぱり常人とは体力が違うんだと心底感心した。
田部井さんは2016年10月20日、腹膜がんで亡くなった。登山家なのに、田部井淳子と聞くと、あのときの凜とした着物姿ばかりを思い出す。
2017年2月18日
〇体重 48.9 〇BMI 18.5 〇体脂肪率 25.2
■朝
豆乳、野菜ジュース
■昼ご飯
うどん(干しシイタケ、ワカメ、ネギ、カマボコ、天かす)、カボチャ煮、おろし納豆、ナバナの辛子和え
■おやつ
パンケーキミックスのドーナツ
■夕飯
中華飯(玉ネギ、人参、白菜、ピーマン、シイタケ、エビ)、スープ(タケノコ、シメジ、絹さや、卵)、根菜の煮物
※中華飯に使う野菜は3食分カットしたので、あと2セットあります。タッパーウェアに1食分ずつ分けてあるので、使うとき楽ちん。