昨年2021年にDVDで見た映画は40本ほど。新作旧作、取り混ぜて見ています。特に印象に残った作品を記録しておきます。
ベスト3は「天国にちがいない」「燃ゆる女の肖像」「コングレス未来学会議」。
「天国にちがいない」
「天国にちがいない」(2020年、フランス・ドイツなど)
イスラエルのナザレに住むパレスチナ人の映画監督が、自作を売り込みにパリとニューヨークへ。ナザレでのへんてこな隣人とのやりとりから始まりますが、ナザレってどんなところ? と思わずGoogleMapのストリートビューを見てしまいました。
イスラエルのパレスチナ人の生活や立ち位置も、日本でのほほんと暮らしていては想像が付かない。でも、異なる文化圏(開放的)に出かけたときのうっとりするような気分は分かる。しかし、華やかなパリにも戦車が走っていたりして、世界はどこも同じだと言われているような気もします。不条理でとぼけた味わいもある、とってもユニークな映画でした。
「燃ゆる女の肖像」「コングレス未来学会議」
「燃ゆる女の肖像」(2020年、フランス)
舞台は19世紀、フランスの離島。昔の暮らしは移動が大変で、会える人も限られている。そんな中、魂を交感しあえる相手と巡りあえることの奇跡を思った。静謐で激しく美しい作品。
「コングレス未来学会議」(2013年 イスラエル・フランス)
何だ、これは。前半が実写、後半がアニメです。原作はスタニスワフ・レム。「ソラリス」しか知らなかったけど、こんな作品も書いていたのね。人間はずっとユートピア(肉体から解放された幸福な仮想空間)を夢見ているのだなと思わされます(「アバター」のパンドラ然り、「レディ・プレーヤー1」のオアシス、メタのメタバースも)。
映画の中に入りたい「ホモ・サピエンスの涙」
「コンテイジョン」「ポルトガル、夏の終わり」「スペシャルズ!〜政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話〜」はブログでも紹介しましたが、今も胸に色濃く残っています。機会があれば、また見てみたい。
また見たいという点では、次の4作品も。
「ホモ・サピエンスの涙」(2019年、スウェーデン)はスカンジナビアンカラーの色合いが最高にすてき。北欧趣味の人は参考になりそう。私も映像の中に入っていきたくなりました(セットですが)。
「ようこそ映画音響の世界へ」(2020年、アメリカ)は、映画は映像と音響が一体となって初めて一つの作品となるのだと改めて気付かせてくれる。大好きな作曲家、ハンス・ジマーも出ていて感激しました。
「インフェルノ」の翻訳がモデル
「9人の翻訳家 囚われたベストセラー」(2020年 フランス・ベルギー)は、実話を元にしたスリラー作品。見終わってから知ったのだけど、隔離された翻訳家たちが訳していた本のモデルはダン・ブラウンの「インフェルノ」だったんですね。「インフェルノ」は本と映画を紹介しています。→「否認と「インフェルノ」」
「魔笛」(2006年 イギリス)は、モーツァルトのオペラをケネス・ブラナー監督が映画化。歌がドイツ語ではなく英語で歌われているのが新鮮。「魔笛」だと文学的な香りがするけど、英語圏のタイトルは「マジック・フルート」。一気に児童文学っぽくなるのがおかしな感じです。
ニューヨークやパリが舞台
ほかに印象に残った作品。
「レイニーデイ・イン・ニューヨーク」(ティモシー・シャラメ主演の小じゃれたロマンチックコメディ)、「人生は小説よりも奇なり」(こちらもニューヨークが舞台。信念を貫いて生きるのは難しい)、「グランド・イリュージョン」と続編の「グランド・イリュージョン 見破られたトリック」(楽しかった)、「ドクター・スリープ」(「シャイニング」の続編。夏にキングの小説を読んだので。映画と小説では「インフェルノ」と同じく結末が違います)。
「パリの調香師 しあわせの香りを探して」(見終わった後、久々にオードトワレを出してきた)、「パーム・スプリングス」(タイムループものが好きで)。
期待が大きかった「TENET テネット」
話題作でしたが、あまりぴんとこなかった作品。
「TENET テネット」「魔女がいっぱい」「クワイエット・プレイス 破られた沈黙」「ミナリ」「イン・ザ・ハイツ」「テリー・ギリアムのドン・キホーテ」「新感染半島 ファイナル・ステージ」「82年生まれ、キム・ジオン」「カセットテープ・ダイアリーズ」、ちょっと古いけど「キンキーブーツ」。
2022年2月23日(水曜)
〇体重 50.8 〇BMI 19.2 〇体脂肪率 28.4
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
サンドイッチ(カンパーニュ2枚。キュウリ、サーモン)、クラムチャウダー(タマネギ、ニンジン、ブロッコリーの茎、エリンギ、金時豆、ホタテ、牛乳)、サラダ(ブロッコリー、カリフラワー、ラディッシュ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)、甘夏
ずっと伊予柑を食べてきたので、甘夏の酸っぱさに口が曲がりそう(すぐ慣れると思いますが)。クラムチャウダーは多すぎて食べきれず
■お八つ
コーヒー、飴。抹茶、一口チョコレート
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム、味噌汁(サツマイモ、シメジ、油揚げ、ネギ、卵)、塩鮭、根菜の煮物(ゴボウ、レンコン、ニンジン、コンニャク、生姜天、昆布)、酢ばす、甘夏
塩鮭をフライパンで焼くときは、いつもサーキュレーターを回しています
2022年2月24日(木曜)
〇体重 50.1 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 28.1
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
ラーメン(生麺110グラム。ネギ、かまぼこ、メンマ)、湯豆腐(絹ごし豆腐半丁、カボチャ、ニンジン、シメジ、春菊、ネギ、ちくわ。酢醤油、一味唐辛子)、甘夏
春菊、春の苦味、うまし
■お八つ
コーヒー、飴。抹茶、一口チョコレート
■夕飯
雑穀入りご飯、味噌汁(ワカメ、油揚げ、エノキダケ、ネギ)、天ぷら(ナス、カボチャ、ピーマン、カリフラワー)、根菜の煮物、甘夏
カリフラワーを初めて天ぷらにしてみました。ほくほくして美味
コメント
うわ〜不思議なラインナップですね(笑)
「燃ゆる女の肖像」は他の映画ブログの方のベストにも入ってて、録画してあるのに見るの忘れてた!「カセットテープ・ダイアリーズ」は私はその年のベストに選んだくらい好きです。
最近、ともかく分かりやすいものしか受け付けなくて、これはオツムの劣化か、認知症の始まりか?心配になってきます(汗)ですから「コングレス未来学会議」はあの「ソラリス」と同じ原作者と聞いて、まず無理そうですが(笑)「天国にちがいない」は興味あります。
tontonさん、今晩は。
>不思議なラインナップ
確かにトップ3に話題作はありませんね(笑)。レンタルDVDなので、見たいメジャー作品がなかなか借りられないという事情もあります。
映画は「面白そう」という直感で選んでいます(私も分かりやすい作品が好き)。
外れるときもありますが、「天国にちがいない」みたいな面白いのに当たると、自分の勘もなかなか捨てたもんじゃないと思ったりします(笑)。