4月に続いて5月もキャリー・マリガンを見たくて、4作借りてしまいました。公開年が古い順から並べます。
キャリーの出世作「17歳の肖像」
「17歳の肖像」(2009年、イギリス)
舞台は1961年のロンドン郊外。抑圧的な父親にうんざりしているキャリー(女子高生役)が、ハンサムでセンスのいい年上の男と出会い、刺激的な大人の世界に足を踏み入れていく。しかし男は犯罪で暮らしを立てていた……。
なぜか「17歳のカルテ」(ウィノナ・ライダーやアンジェリーナ・ジョリーが出演)と混同していて、すでに見たような気になっていました。「肖像」も「カルテ」も自伝を映画化した作品で、17歳というのは大人の女性へと変化していく少女の危うさを表すキーワードなのですね。
妻子にしか偉ぶれない父親や、格好だけの無責任男に振り回されながらも、キャリーが取り返しの付かないことにならなくて良かった。
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」フォーク歌手が主人公
「インサイド・ルーウィン・デイヴィス 名もなき男の歌」(2013年、アメリカ)
コーエン兄弟が売れないフォーク歌手の1週間を描き、カンヌ国際映画祭のコンペティション部門で審査員グランプリ(パルムドールに次ぐ賞)を受賞。
舞台はこちらも1961年のニューヨーク。ボブ・ディランがあこがれた伝説の歌手がモデルだそうですが、映画では駄目男過ぎて、歌もあんまりぴんと来なかった。
主人公に妊娠させられたキャリーが、彼に罵詈雑言を吐くシーンは快感でした(もともと「プロミシング・ヤング・ウーマン」でキャリーのファンになったので、彼女のSっぽい言動に反応してしまう)。
女性参政権を得るための闘い「未来を花束にして」
「未来を花束にして」(2015年、イギリス)
このタイトル、「ビリーブ 未来への大逆転」と並ぶ、怒りさえ覚える最低な邦題です。
1912年のロンドン、女性が参政権を得るために自らの家族、生活をどれだけ犠牲にして闘ってきたかが描かれます。
キャリーは24歳の設定だけど、当時、寿命が短いとされた洗濯女をしていたせいか、苦労が多いせいか、とても老けて見える。その上、運動に参加したからと夫(好みのベン・ウィショーが冷たすぎ……)から捨てられ、子どもは勝手に養子に出され、投獄されてと、もうぼろぼろ。
現代日本の投票率の低さを思うと、政治に無関心な人にはこういう映画を見て、先人の女性たちが闘ってきたおかげで選挙権があることに感謝すべきだと思うのだけど、あって当然の既得権としか感じていない人には響かないでしょうね。
最後のエンドロールに世界各国で女性が参政権を得た年譜が出てきますが、なぜだか日本は出てきません。1946年です(77年前)。
MeToo運動の発端「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」
「SHE SAID/シー・セッド その名を暴け」(2022年、アメリカ)
映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインの性暴力事件を暴き、MeToo運動が世界に広がるきっかけを作ったニューヨーク・タイムズの記者役。キャリーはもう一人の女性記者(ゾーイ・カザン)と活動しますが、この2人が共にベビーフェースで似た雰囲気。互いの魅力を消し合っているようで、何でこんなキャスティングなのか不思議でした。
こうして並べてみると、この4作品って、夫から、父親から、恋人から、社会から虐げられてきた女性が反旗を翻す作品ばかり。キャリーはそういう作品を選んで出ているのでしょうか。「わたしを離さないで」などは違いますが。
2023年6月1日(木曜)
〇体重 49.2 〇BMI 18.6 〇体脂肪率 26.6
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
焼きそば(キャベツ、タマネギ、ピーマン、エビ。温泉卵)、吸い物(ワカメ、シイタケ、オクラ、人参)、ベビーコーン、甘夏
温泉卵、なかなかいい出来です
■お八つ
抹茶、あんこ
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム(ゆかり)、吸い物(インスタント)、焼き物(厚揚げ、ブロッコリー、エリンギ、人参。甘味噌、ごま)、ゴボウの甘酢炒め(ごま)、甘夏
2023年6月2日(金曜)
〇体重 48.3 〇BMI 18.3 〇体脂肪率 26.2
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
味噌煮込みうどん(シイタケ、ネギ、かまぼこ、油揚げ、卵)、コールスロー(キャベツ、人参)、ベビーコーン、イエローキングメロン
今日は台風2号の影響で終日雨。愛知県には2度も線状降水帯が発生しました
■お八つ
抹茶、あんこ
■夕飯
ご飯、味噌汁(ワカメ、キャベツ、シイタケ、オクラ)、塩鮭、ゴボウの甘酢炒め、サラダ(ブロッコリー、ミニトマト、クルミ)、イエローキング
コメント
キャリー・マリガン、いいですね。
「未来を花束にして」と「SHE SAID」は見てません。「SHE SAID」はぜひ見たいのですが、配信してないため久しぶりにDVDを借りようと思ったら、DVD屋さんが無くなってました。今はネットで郵送なんですね。
ライアン・ゴズリングも好きなので『ドライヴ』もおすすめです。(決して中心にパーツの寄っている顔が好きなわけではありません/笑)でもちょっとグロいので要注意。
私もベビーコーンよく買います。安いし、とうもろこしだと穀類って感じですが、ベニーコーンは野菜ぽいのが気に入ってます。
tontonさん、今晩は。
レンタルビデオ店、確かに最近見かけませんね。動画配信が主流になったら、DVDなんて見たことがないなんて若い子が出てくるかもしれません。
私は今しばらく郵送によるレンタルDVDを続けたいと思います。月に4枚のペースが自分に合っていると思います。
「ドライヴ」、暗そうな内容でパスしていましたが、今度借りてみますね。
千葉県はトウモロコシの産地なので、ベビーコーンもよく出回るのでしょうね。こちらでは最近店頭で見かけなくなってしまいました。