八千草薫亡くなる〜「阿修羅のごとく」

88歳、膵臓がんで死去

女優の八千草薫が24日に88歳で亡くなりました。

死因は膵臓がん。記事によると、2017年春に乳がん(手術)、2018年1月に膵臓がん(全摘手術)、今年2019年1月に膵臓がんが肝臓に転移したとあるので、乳がんと膵臓がんはそれぞれ原発巣だったのでしょうか。

積極的な治療を受けたのは、もちろん仕事に復帰したいためだと思うけど、85歳を過ぎた体への負担は相当なものだったのではないか。

八千草は年齢が母より上なので、もし母ががんになったらどんな治療を勧めるのか(あるいは勧めないか)考えてしまいました。

「阿修羅のごとく」〜平穏な日常のリアル

報道を見ていると、八千草の代表作は「岸辺のアルバム」や「やすらぎの郷」とあるけど、私はどちらも見ておらず、八千草薫といえば真っ先に「阿修羅のごとく」(向田邦子脚本)が思い浮かぶ。

ウィキで見ると、NHKで放送されたのは1979年なので、もう40年も前になる。テーマ曲のラッパの奏でるトルコ軍隊の曲と共に、両親と四人姉妹の姿が浮かんでくる。

夫の裏切りを知りながら何食わぬ顔をして暮らしていた妻が、浮気相手のアパートを見張っていたのを次女(八千草)に見つかり、動顛して買い物かごを落とし、卵が割れる。

確かそんなシーンがあったと思うけど、平穏な日常なんて幻想で、人間には裏と表があり、人はそれぞれ心に闇を抱えているなどと思ったことを記憶している。

八千草薫は私なんかより、うんと年上だったけど、かわいい人という印象だった。小柄で、たおやかで、はかなげだけど芯が強そうで。自分とは全くタイプが違うこともあって、ずっとあこがれの存在でした。合掌。

2019年10月27日(日曜)

〇体重 51.0 〇BMI 19.3 〇体脂肪率 28.3

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

うどん(乾麺80グラム。干しシイタケ、ワカメ、ネギ、かまぼこ、天かす)、焼きもの(ニンジン、ピーマン、シメジ、厚揚げ。甘味噌、すりゴマ)、ブドウ

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、クッキー

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、味噌汁(ニンジン、シメジ、小松菜)、ツバスのカルパッチョ(タマネギ、カイワレ、ツバス。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)、高野豆腐とキュウリ、カボチャ煮

※高野豆腐を白醤油じゃなく普通の醤油で煮てしまったので、黒くなってしまいました。

※カボチャは岐阜県産のスクナカボチャ。ヘチマのような細長くて大きいカボチャです。神話というか岐阜県の民話「両面の宿儺(すくな)」から命名されたと聞いていて、一度食べたいと思っていました。ほくほくしてて、おいしい。

2019年10月28日(月曜)

〇体重 50.6 〇BMI 19.2 〇体脂肪率 27.8

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

そば(乾麺80グラム。ワカメ、シメジ、ネギ、かまぼこ、天かす)、千切り大根とサバ味噌(缶詰)、ラ・フランス

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、クッキー

■夕飯

ニラと卵の雑炊(ご飯100グラム。梅干し)、アヒージョ(マイタケ、チリメン、エビ。ガーリックオイル)、高野豆腐とキュウリ、カボチャ煮、柿

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コメント

  1. tonton より:

    本当に”たおやか”という言葉がぴったりな人でしたね。
    この訃報でびっくりしたのは80歳過ぎても積極的に手術や治療をしたんですね。仕事に復帰したいからということですが、私も身体への負担を考えると、はたしてどうなのだろう?と考えてしまいます。
    私はやはり『岸辺のアルバム』が最初に思い浮かびました。今回の台風でこのドラマを思い出すことが多かったこともありますが。こちらは自分が竹脇無我と浮気する主婦の役でしたっけ。
    本当に昭和の名優が次々去ってしまうのは、寂しい限りです。

    • クロエサト より:

      記事によると、八千草は70年間の女優人生の中で長期間休んだのは、最後の肝転移の療養のときだけだとか。“たおやか”そうに見えて実は年齢以上に丈夫で、手術に耐えられるだけの体力があったのかもしれませんね(じゃなきゃ、医師もオペはしないだろうし)。
      でも周りに、「積極的な治療を受けない道もある」ことをアドバイスしてあげる人がいたら、また違う展開があったかもしれないと思うと、「なんだかなー」という気分です。

      「岸辺のアルバム」は名作の誉れが高いし、ずっと見たいと思っていました。もしかしたら追悼番組として放送されるかも。でも台風(水害)のことを考えたら難しいかもしれませんね。