35歳の料理研究家、肺がんで死去

高木ゑみさん、告知から5カ月で

昨日、ネットにアップされた記事。→「人気料理研究家の高木ゑみさん、35歳で死去 ステージ4の肺がんで闘病していた」(スポーツ報知 3月31日)

高木さんのことは知らなかったけれど、著書の「考えない台所」は新聞の広告で何度か目にしたことがある。タイトルから、著者はもっと年配の女性かと思い込んでいたので、35歳という若さに驚きました。

肺がんステージ4の告知は昨年10月。それから半年もたたないうちに死去。ステージ4の30代女性の5年生存率は17.1%という数字もあるので、高木さんの死は早すぎる。→「肺がんの5年・10年生存率(2020年)

料理研究家として新たな挑戦をし続け、シングルマザーとして息子の成長を楽しみにしていたはずなのに、突然、未来への扉を永久に閉ざされ、むごいとしかいいようがありません。

薬物療法、放射線治療、ガンマナイフ

今日になって、高木さんの「自宅再現率99%のおもてなし料理が作れるガルシェフ料理術」というブログを見つけました。

「闘病生活」というカテゴリー(10記事)を読むと(Instagramや映像は見ていません)、昨年2020年10月に肺がんと診断されたとき、すでに「脳から足まで」転移しており、手術は不可。それ以前に何か兆候があったと思うけど、書かれているかどうかは分からなかった。

入院して薬物療法に入り、11月18日には腰の痛みを緩和するための放射線治療を受けたこと、股関節に異常があり歩行器で歩いていること、抗がん剤の副作用による食欲低下、吐き気があることが綴られている。

11月30日のブログには、がんを公表したことで多くの人からアドバイスが寄せられたとある。いわく、「糖は癌の餌になるから、取らないで」「水はこれ」「この食品で癌は治る」。みんな親切心でやっているだけに、高木さんが苦慮していることが分かる(でも対応はお見事。ほんとに頭が良くて思いやりのある女性だったんですね)。

12月中旬に退院。ガンマナイフの影響で後頭部が脱毛したそうだ。

EGFR遺伝子変異陽性でタグリッソが効いていたが

今年2021年2月27日には、「私の場合、EGFRの遺伝子変異があって、それにあうタグリッソというお薬が効いているみたいなの。」とあるので、非小細胞肺がんだったようです(女性に多いという腺がんか?)。

2月中旬から新たな事業を開始したり、3月18日と21日にオンライン講演会を開催とあるので、その頃まで小康状態を保っていたように見える。しかし3月30日になって突然、2日前の28日に高木さんが亡くなったことがスタッフによって発表された。

病状が急変して病院に戻ったのか、自宅で最期を迎えたのか分かりませんが、記述を見ると、最後まで意識はしっかりしていたようだ。

思わず、女優の川島なお美が2015年9月に亡くなったときの記憶がよみがえった。川島なお美は胆管がんで激やせしながらも、亡くなる1週間前まで舞台に立っていた。

がんは最後まで意識がはっきりしているから、例えば交通事故で急死したりする場合などに比べて、親しい人にもちゃんとお別れができていい、などと言ったりする。でも、それは高齢者ががんに罹患した場合の話。

やっぱり、多くの可能性を秘めた若い人ががんで命を落とすのは忍びない。ご冥福をお祈りします。

2021年4月1日(木曜)

〇体重 51.3 〇BMI 19.4 〇体脂肪率 28.4

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

フジッリ・ボンゴレロッソ(乾麺70グラム。ガーリックオイル、アサリ)、サラダ(フリルレタス、金時豆、ちりめん、ラディッシュ、ゆで卵、くるみ、オリーブ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコビネガー)、スープ

スープ(コンソメ)はインスタントです

■お八つ

コーヒー、飴。クラッカー

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、味噌汁(ワカメ、マイタケ、油揚げ、ネギ)、アジの生姜醤油焼き(ピーマン)、レンコンと人参のきんぴら(ごま)、コールスロー(キャベツ、ニンジン、トウモロコシ)、甘夏

アジはショウガと醤油を入れた袋に10分ほど漬けてから焼いています

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