津島へ行って来た

昨日、愛知県津島市へ行って来ました。京都の八坂神社と並ぶ天王社(てんのうしゃ)である津島神社と、日本三大川祭の一つ、尾張津島天王祭で知られるところで、以前から行きたかった地元の観光地です。

名古屋から電車で約30分、名鉄津島駅で下車。駅には観光案内所はなく、改札から少し離れたラックに観光案内のパンフレットが差してあるだけ(10分程歩いた街中に観光交流センターがあります)。

手の空いていた駅員に声をかけたが、観光案内は担当外なのか、ウェルカムという態度ではなかった(市中の観光地は名鉄とは関係ないからでしょうか。たまにこういう駅員に遭遇します)。

歴史ファン向けコースを歩く

ラックからもらってきたパンフレット。手前4枚は街歩きコースを紹介したマップ。ネットにも載っています。事前に下調べしていたので、これが自分向きかなと選んだ「津島の魅力凝縮めぐりコース」という「歴史ファン向け」のコースを中心に歩いてみました(写真かなり多めです)。

観音寺。織田家三代(信秀・信長・信忠)ゆかりのお寺。

妙延寺。戦国大名の加藤清正が学んだ寺子屋があった。

瑞泉寺(ずいぜんじ)。後醍醐天皇のひ孫、良王君の菩提寺。戦国時代(15〜16世紀)から一気に鎌倉〜南北朝(13〜14世紀)時代にさかのぼります。良王君というのは初めて知った。読み方は「りょうおう」「よしゆき」など諸説あり定まっていないようです。

西福寺。尾張津島の土豪集団、四家七党の一つ、堀田氏の菩提寺。

天王川〜天王祭と藤まつりの舞台

天王川の南東端から北西方面を見る。東屋みたいなのは何でしょう。

天王川の周囲は散策路になっていて、地元の人が散歩やウォーキングを楽しんでいた。左側に、「尾張津島天王祭(宵祭)」の主役である、まきわら舟をかたどったモニュメント(灯篭?)が立っていた。

天王川の南西端。「尾張津島藤まつり」の会場はここだったんですね(「天王祭」と共にテレビでしか見たことがなかった)。まつりは4月下旬〜5月上旬開催。

天王川を覆うように藤棚が組まれている。橋にはそれぞれ名前が付いており、ここは「浮橋」。

天王川の北にある丸池。「尾張津島天王祭」(7月開催)の舞台。この一体は「天王川公園」で、遊具のあるエリアには家族連れもたくさん来ていた。池の周囲は整備中で工事の柵や目隠しのフェンスなどが立っていた。

丸池の中にある中之島。赤い橋を渡って行きます。ここでお昼をいただきました。

丸池の北の端。昔はこの北側にも川が流れており、天王橋という大きな橋が架かっていたそうだ。

法面を上がったところにある「天王川公園御旅所」。信長がこの橋から天王祭を見物したのだとか。

「御旅所」から信長視点で丸池を見下ろす。夏の夜、水面を渡ってくる風はさぞ涼しかったことでしょう。

江戸時代に建てられた町屋、堀田家住宅の門前の梅、この季節、数少ない花です。

津島神社〜牛頭天王信仰の中心

津島神社の南側の大鳥居。

南門。秀吉が病に倒れた時、息子の秀頼が、福島正則に頼んで建立させたという。屋根は檜皮葺。

境内。とてもいい気に満ちていました。

拝殿。津島神社のご祭神は牛頭天王(ごずてんのう)。疫病や災難を防ぐ神で、神道におけるスサノオノミコトと同じ神とされます。6世紀頃に祀られ、1500年近い歴史があります。三英傑(信長、秀吉、家康)を始めとする戦国武将からさまざまな寄進を受けている。

楼門。津島神社の東側に建つ。秀吉が寄進したと伝えられている。安土桃山文化らしく豪華絢爛。正門である南門より立派です。

境内には稲荷社もあった。

東側の大鳥居。楼門との間は駐車場。何か車を祀っているようです。

大鳥居の手前にある大銀杏。高さ25メートル。季節外れなので寒々としていますが、これだけ大きければ、新緑から紅葉の季節はさぞ見事なことでしょう。

参道を少し西に行くと、もう1本の大銀杏が。こちらのほうが高くて高さ30メートル。マンション10階の高さに相当します。

津島神社の六社参り

昔から日本の神は人間と同じように人格があるとされ、その人格ごとに社を建てて祀ったそうです。津島神社では、ご祭神のスサノオノミコトを荒魂、和魂、幸魂、奇魂、直魂などとして6カ所で祀っています。

本殿。家康四男の松平忠吉の妻、井伊政子が寄進した。他の霊をまとめる直霊(なおひ)を祀る。

荒御魂社(あらみたまのやしろ)。活動を担う荒魂を祀る。

柏樹社(かしわぎのやしろ)。霊感を担う奇魂が祀られている。

和魂社(にぎみたまのやしろ)。調和を担う和魂を祀る。

居森社(いもりのやしろ)。秀吉の母、大政所が寄進。幸福を担う幸魂を祀る。

疹社(はしかのやしろ)。麻疹と疱瘡(天然痘)の守り神。和魂を祀る。今NHKで放送しているドラマ「大奥」でも死に至る感染症、赤面疱瘡が大問題。対策としてお社を建てるなんて、疱瘡がいかに大変な病気だったかが分かります。

寺社や古い建築物が点在する街

津島神社はこれで終わり。次は津島神社の北側にある宝寿院。御朱印にかわいいイラストを描いてもらえます。

宝寿院。紅梅の向こうに涅槃仏がおわしました。

ここからガイドマップのルートに戻ります。清正公社(せいしょうこうしゃ)。加藤清正を祀っています。

成信坊(じょうしんぼう)。伊勢長島一向一揆の際、信長に襲われた上人の身代わりになった住職を祀ってあります。この辺りは少し歩くと、すぐ寺社にぶつかる。名古屋もお寺が多いけど、津島も多い。ちなみに愛知県は全国一、お寺の数が多いそうです。

山神社(やまがみしゃ)。家康の九男で初代尾張藩主、義直の別邸がこの辺りにあり、この神社はその鎮守社だったそう。

大龍寺。後醍醐天皇の孫、尹良親王の菩提寺。良王君が父親のために建立したと伝えられる。この辺りは古い街並みが残り、レトロな雰囲気。

雲居寺(うんごうじ)。信長を支えた津島衆の一人、服部小平太の菩提寺。観光交流センターで、ここは五百羅漢が有名と聞いたけど、鍵がかかっていて見られなかった。残念。

不動院。もともと織田家が接待に使っていた場所だとか。

良王(りょうおう)神社。後醍醐天皇のひ孫、良王君の菩提寺。

西方寺(さいほうじ)。四家七党の一つ、大橋家の城があった場所。大橋家には信長の姉くらの方が嫁いだという。

西方寺の掲示板。どきっとしました。看破されております。

常楽寺。津島神社の神主の菩提寺。

3月4日〜「ヘルスケア」歩行データ(自宅から自宅まで)

距離 10.8km

歩数 15,789歩

上がった階数 6階

津島、こんなに見どころが多かったとは。次から次に旧跡が現れて飽きません。ただ、いつの間にかマップのポイントを制覇するのが目的になってしまったようで、こんなんでよかったのだろうかとちょっと反省。

最高気温は15.5度。街歩きには気持ちのいい天候でした。

2023年3月4日(土曜)

〇体重 50.2 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 26.9

■朝

コーンフレーク+豆乳、野菜ジュース

■お昼

おにぎり(ご飯100グラム、塩昆布と梅干し)、キノコの炊き込みご飯のおにぎり(シイタケ、エノキダケ、マイタケ、エリンギ、ツナ)、はっさく

■お八つ

コーヒー、あんこ

■夕飯

味噌煮見込みうどん(シイタケ、ネギ、かまぼこ、油揚げ、卵)、レンコンとニンジンのきんぴら(ごま、クルミ)、コールスロー(キャベツ、人参、コーン)、はっさく

2023年3月5日(日曜)

〇体重 50.3 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 27.8

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

焼きそば(キャベツ、人参、ピーマン、シメジ、もやし、イカ、目玉焼き)、味噌汁(ワカメ、エノキダケ、ネギ、油揚げ)、はっさく

野菜が多すぎて、もはや単なる野菜炒めにしか見えず

■お八つ

コーヒー、あんこ、飴

■夕飯

サーモンの漬け丼(酢飯100グラム。ごま、貝割れ菜、サーモン)、吸い物(ワカメ、シイタケ、エノキダケ、人参)、厚揚げとピーマン、きんぴら、はっさく

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