「医師の闘病から読み解く がんを生きる新常識2」

昨夜12月8日、NHKのBSプレミアムで「医師の闘病から読み解く がんを生きる新常識2」が放送されました。昨年9月に続いて2回目。年に一度のシリーズなんでしょうか。司会は昨年と同じく、坂上忍と高橋真麻。

以下、番組のメモです。

医師は6人、ゲストの芸能人は5人でしたが、共に肺がん患者はいなかった。

まず、ゲストは自分ががんサバイバーか、肉親にがん患者のいる人。

黒沢年雄(74)は大腸がんと胃がんで8回手術。角盈男(62)は前立腺がんをトモセラピーで治療(重粒子線治療の予定を変更)。230万円かかったそうだ。生稲晃子(50)は42歳で乳がんを手術。現在も投薬を続けている。

安藤美姫(30)は祖父母ががんで、がん家系。レッド吉田(53)は父親が肝臓がんで亡くなっている。

がんサバイバーの医師6人

がんサバイバーの医師は、1人目は上野直人医師(54)。アメリカのMDアンダーソンがんセンターの腫瘍内科医で、2016年に血液がん軟部肉腫が見つかり、2017年骨髄移植を受けている。

上野医師は『一流患者と三流患者 医者から最高の医療を引き出す心得』(朝日新書)を上梓した直後にがんが発覚し、ネットで「もっといい治療法がないか」と情報を探しまくったそうだ。がんの専門医でも自分が告知されれば三流患者に成り下がる。患者力を身に付けるべきと勧めていた。

2人目の兼村俊範医師(59)は緩和ケア医。ステージ2の前立腺がんが見つかり、専門医から全摘手術(後遺症として尿漏れの可能性大)か経過観察の二者択一を迫られるが、がんを抱えたくないと全摘を選択。手術支援ロボット、ダヴィンチによるオペは成功するも、尿漏れは避けられなかったそうだ。

3人目は筑丸志津子医師(57)。皮膚科医で2015年に乳がんを手術。

4人目は山本悦秀医師(73)。口腔外科医で11年前、大腸がんを手術。人工肛門(ストーマ)を余儀なくされるが、フルマラソンを完走。

5人目は垣添忠生医師(77)。泌尿器科医で大腸がん、腎臓がんに罹患。昨年の番組にも出ていた。日本対がん協会会長。

最後は、坂下千瑞子医師(52)。血液内科医で、がん種は骨軟部腫瘍。先進医療で200万、その後、骨に転移して重粒子線治療を受け300万円かかったそうだ。昨年も出ていた。

昨年に続いて同じ出演者が2人というのは、番組に出るのをためらう医師が多くて、人選に苦労しているということなんでしょうか。

がん最新医療〜ウイルス療法

医師たちの闘病紹介の合間に、「がん最新医療」が紹介された。

1つ目は「ウイルス療法」。手術、抗がん剤、放射線というがんの3大治療に続き、最近、第4の治療法として(オプジーボを始めとする)免疫療法が挙げられているが、さらに第5の治療法として期待されているのがウイルス療法だそうです(私は初耳)。

ウイルス療法は日本で開発された治療法。ウイルスは正常細胞もがん細胞も同じように攻撃してしまう。そこでウイルスの遺伝子を組み替えて、がん細胞だけを攻撃するように作り替える。ウイルスそのものが薬になるそうで、現在、脳腫瘍の患者さんへの治験で効果が出ている。

今後、脳腫瘍の治療薬として承認される見込みで、その後、ほかのがんへの応用も期待されているとのこと。

リキッドバイオプシー、ネオアンチゲン療法

2つ目は、超早期にがんを見つける「リキッドバイオプシー」。

これは以前紹介した「「がん治療革命の衝撃 プレシジョン・メディシンとは何か」」にも出てきた。血液中に流れ出したがん細胞の遺伝子情報を解析してがん種を突き止め、最適な薬を割り出して治療を行うというもの。5年後の実用化を目指し、現在、臨床研究中だそうです。

3つ目は、「ネオアンチゲン療法」という免疫療法の一つ(これも初耳)。

遺伝子を調べると、がん細胞には特殊な目印であるネオアンチゲンが付いている。免疫細胞はネオアンチゲンを攻撃しようとするが、免疫細胞の力が弱いと倒せない。そこでネオアンチゲン療法は、免疫細胞を活性化するワクチンを患者に投与し、がんを死滅させるそうだ。

超音波を使った部分治療

この3つとは別に、超音波を使った「前立腺がんの部分治療」というのも紹介されていた。これだと手術の必要がないため尿漏れなどの副作用もなく、治療時間はわずか30分で入院も不要。前立腺がんの角盈男も兼村医師も、「うらやましい。以前この治療法があったら選んでいたかも」と本音をぽろり。しかし上野医師が、「ほかの治療法より優れているかは、長期の結果が分からない」ため、安易に飛びつかないほうがいいといさめておりました。

今後、ほかのがんへの応用の可能性もあるそうで、痛みもなくピンポイントで治療できるというのは期待が高まる。現在は自由診療で80万かかるのがネックだけど、今後実績が増えて治療費も下がれば、この治療法を選ぶ患者さんが増えるかもしれません。

家族のサポート

番組ではほかに、最近はがんの診断を受けた当初から緩和ケアを受けるとか、笑い療法とか、がん患者の就労など幅広く扱っていた。

最後に。登場した医師たち(現在独り身の垣添医師は除く)の配偶者や子どもたちは全員が明るく前向き、協力的で、笑いの絶えない家庭という印象だった(奥さんは皆、美人だし)。

がん治療には家庭の円満さ、家族のサポートが欠かせないのか。私のような一人暮らしのがんサバイバーはどうすればいいのか。ちょっと複雑な思いにとらわれてしまったのでした。

※昨年に放送された番組について書いています。→「医師の闘病から読み解く がんを生きる新常識」「「医師の闘病から読み解く がんを生きる新常識」-2

2018年12月9日(日曜)

〇体重 50.3 〇BMI 19.0 〇体脂肪率 28.0

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

うどん(乾麺80グラム。干しシイタケ、ワカメ、カマボコ、ネギ、天かす)、シメジとチリメンのアヒージョ(ニンニクオイル)、大根と厚揚げの煮物、銀杏、酢ばす

■お八つ

コーヒー、飴、チョコレート

■夕飯

サンドイッチ(10枚切り食パン2枚。トマト、キュウリ、卵焼き、辛子マヨネーズ)、クリームシチュー(タマネギ、人参、エリンギ、ホタテ、豆乳、ブロッコリー)、大根とサバの味噌煮(缶詰)、柿(ローズレタス)

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コメント

  1. はらこのこ より:

    こんにちは。
    クロエサトさんも『がんを生きる新常識2』観られましたか。
    新しい治療法なども紹介されて勇気を貰えるのですが、新しい治療は費用が掛かるのが
    気になります。
    早期の患者の体にも財布にも優しい治療が望まれますね。

    • クロエサト より:

      こんばんは。
      番組、面白かったですね。知らないことも多くて勉強になりました。
      新たな治療法が保険適用されるまでは、いろんな条件をクリアしないといけないんでしょうね。奏功率が高い、永続的な効果、合併症がない、などなど。
      でも新しい治療法がどんどん保険適用になったら、国の負担=私たちの保険料に跳ね返ってくるわけで、もろ手を挙げて喜んでいいものか、悩ましいところです。