がん患者によるがん患者の取材記事

「がん」は生活の糧?

昨日のYahoo!ポータルに出ていた記事です。「【東京がんストーリー】がん患者が取材する「がん」家族とその後 遺された夫が外した結婚指輪」(文春オンライン 9月5日)

一読して、感慨深いものと危うさを覚えた。

感慨深いというのは、がんのカミングアウトというのはごく当たり前のことになってきたということ。

記事を書いているのは35歳で大腸がんステージ3の女性ライター。東京のがん患者を取材する4回シリーズで、この2回目では妻が希少がんで亡くなった家族を紹介している。

途中に出てくる「がんをネタにできるのは、患者とその家族だけの特権だ。自分だってこうしてがんをネタに仕事をし、原稿料をもらってる。」との言葉に、ノンフィクション作家の柳原和子の顔が浮かんだ。

柳原和子と「がん患者学」

柳原は1997年、卵巣がんを公表。当時はがんを公にする患者は限られており、雑誌やテレビで幾度も取り上げられるとともに、18人のがん患者に取材した「がん患者学」を発表。治療は奏功するが、メディアへの登場回数は激減。しかし寛解目前に再発、肝臓への転移が見つかり、柳原はこれで再び仕事が入るようになると、皮肉な状況を自嘲気味に書いている。

※柳原和子について以前紹介しています。→「2016年12月 3冊の「がん患者」本

自らの病気を世間にさらし、同じ病の人を取材して生活の糧とする。そういう人は以前からいたと思うが、柳原と女性ライターではタッチが異なる。

柳原の筆致は研ぎ澄まされて緊張感に満ちていたが、ライターのほうはあっけらかんとした印象(まあ深刻なことを深刻にいっても仕方がないという方針も分かるけれど)。

柳原の頃はがんは死病のイメージが根強く、自らのがんを公にすることもまれだった(そもそも自分ががんだと知らされていない患者も多かった)。彼女は自らのがんを語る女性の先駆者的な存在といっても過言じゃないと思う。そんな希少価値だった存在は、「2人に1人ががんになる」現在、ありふれた風景になってしまった。

がんは免罪符か通行手形?

次に、危ういと感じた点。記事では、希少がんで妻が亡くなり夫と2人の子どもが残されるのだが、その姉の大学入試の面接での出来事。

「大学受験の際、説明会に参加していないことを面接官に問われた時のこと。本当は面倒で行かなかっただけなのだが、こう答えた。

『母のがん治療で病院に付き添っていました』

面接官は彼女に謝り、大学に合格したという。」

これだけが理由で合格したとは思えないけど、それにしても、こんなこと大っぴらにしていいものか。

今後、がん患者とその家族は、がんを都合よく使っていると誤解されるのではないか。がんを、免罪符か通行手形か「開けゴマ」の呪文のように勘違いする人が出てきたらどうするのか。

何といっても日本は「2人に1人ががんになる」国。患者の家族も含めたら、がんサイドにいる人のほうが圧倒的に多いはずで、みんなが「がん」を言い訳やごり押しに使ったらと想像すると、なんだか空恐ろしくなってきたのでありました。

2019年9月5日(木曜)

〇体重 50.8 〇BMI 19.2 〇体脂肪率 27.3

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

カレーうどん(乾麺80グラム。タマネギ、ニンジン、シメジ、ネギ、イカ、カニかまぼこ)、サラダ(サニーレタス、金時豆、ブロッコリー、パプリカ、ゆで卵。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル、バルサミコ酢)

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、クラッカー

■夕飯

マグロの漬け丼(酢飯、マグロ、貝割れ菜)、味噌汁(サツマイモ、大根、シメジ、オクラ)、根菜の煮物(ゴボウ、人参、タケノコ、コンニャク、練り物)、キムチ納豆(ネギ)、リンゴ

2019年9月6日(金曜)

〇体重 50.9 〇BMI 19.3 〇体脂肪率 28.0

■朝

豆乳、野菜ジュース

■お昼

焼きそば(タマネギ、キャベツ、エビ、魚肉ソーセージ、目玉焼き)、味噌汁(切り干し大根、人参、シメジ、オクラ)、ピリ辛コンニャク、冷や奴(削り節、ネギ)

■お八つ

コーヒー、飴。抹茶、クラッカー

■夕飯

雑穀入りご飯100グラム、ニラと卵の吸い物、魚のハンバーグ(ピーマン、エリンギ)、根菜の煮物(ゴボウ、人参、タケノコ、コンニャク、練り物)、キムチ納豆(ネギ)、梅干し、海苔

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