ステージ1で放射線化学療法
2日前の7日、お笑いコンビ、ペナルティのワッキー(47)がステージ1の中咽頭がんと診断され、手術ではなく放射線化学療法で治療すると発表しました。
中咽頭がんになった有名人といえば、坂本龍一と村野武範。坂本龍一は2014年にステージ2と3の中間と診断され、ニューヨークで放射線治療を受けた(放射線の種類や回数は不明)。
村野武憲は2015年、ステージ4で余命を告知されるが、陽子線治療を受けて回復。※以前記事にしています。→「村野武範のがん治療」
以前は咽頭がんの手術を受けると、声帯を取るため声が出せなくなり、首の下に開けた穴から呼吸するため、入浴時などに間違って穴から水が入ると死にそうなほど苦しいというのは、永沢光雄が「声をなくして」(文春文庫)で書いていました。→以前本を紹介しています。「支える人-1」
放射線治療単独ではだめ?
中咽頭がん1期の治療には、手術、化学放射線療法、放射線治療の3つがあるが、ネットの記事ではワッキーは医師と相談し、放射線と抗がん剤を併用する化学放射線療法を選んだとある。
近藤誠著「がん治療の95%は間違い」(幻冬舎文庫)を読むと、下咽頭がんの「化学放射線療法は後遺症がひどくて、日常生活の質がガタ落ちになる。たとえば、食べたものを飲みこめなくなり、胃にチューブを入れる“胃ろう”生活になった患者が4割にのぼった、という報告もあります。」とある。
上は中咽頭がんじゃなくて下咽頭がんの話ですが、中咽頭と下咽頭はつながっているので、多分それほど大きな違いはないと思う。
受けるなら放射線治療単独のほうがいい。でも、もしかしたらワッキーはリンパ節転移があって、医師から化学放射線療法を勧められたのかもしれませんが。
強度変調放射線治療(IMRT)と粒子線治療
ネットの記事によると、咽頭がんの放射線治療の現在の標準治療は強度変調放射線治療(IMRT)で、IMRTは腫瘍に集中的に照射するため、正常組織へのダメージが少ないという。また、頭頸部がんに対して粒子線治療が2年前(2018年)から保険適用になったそうだ(「しゃべり」も残せる?ワッキーが公表した中咽頭がん 最新の放射線治療の”実力”」(AERA dot. 6月8日)より)。
こんなふうに、いろいろながんに対して治療効果の高い放射線治療が保険で受けられるようになれば、放射線治療を選ぶ患者はもっと増えるはず。早くそんな日が来ることを願っています。
2020年6月9日(火曜)
〇体重 51.2 〇BMI 19.4 〇体脂肪率 28.1
■朝
豆乳、野菜ジュース
■お昼
サンドイッチ(10枚切り食パン2枚、ゆで卵、キュウリ。フリルレタス、パプリカ)、ミネストローネ(タマネギ、人参、カボチャ、大豆、カットトマト、野菜ジュース)
ゆで卵を細かくつぶすのはなかなか大変。思い付いてマッシャーを使ったら、あまりに簡単につぶせたので驚き。以前、マッシャーの紹介をしています。→「マッシャー」
■お八つ
コーヒー、飴
■夕飯
雑穀入りご飯100グラム、カレー鍋(タマネギ、人参、シメジ、ネギ、小松菜、豆腐半丁、竹輪、イカ)、サラダ(フリルレタス、ブロッコリー、パプリカ、ブドウ。岩塩、黒胡椒、オリーブオイル)
お昼が軽め(?)だったので、夕方になったらお腹が空いて空いて。簡単にできる鍋にしました